今日のひと言：北海道の経済とデザイン

先週末から今日にかけて、北海道経済にとって重要なことがニュースになってました。

　丸井今井、再生法申請へ　消費低迷で業績悪化

　西武札幌・旭川撤退か　セブン＆アイ、業態転換検討

丸井今井は、今井呉服店という札幌の老舗百貨店が
元になっているデパートなのですが、
過去に何度か危うい時期があったので、いつかはこうなることはわかってました。
がしかし、立て続けに西武までこうなるとは。早すぎる展開です。
丸井今井は経営陣の問題だとして、西武はこの不況にまつわる再編の余波です。

そして、今日は他にもこんな記事が。

　大丸札幌店が首位　道内百貨店１月売上高　丸井本店抜く

この丸井今井、西武、大丸の活気の違いは、
デパート催事場でよく開催される「全国うまいもの市」などの
物産展巡りが大好きな私としては、とても実感できるものですが、
大丸が出店してきた6年前の2003年には予想できなかったことです。

札幌、北海道のデザイン業界は、広告業に携わる人たちがとても多いです。
そして北海道特産の商品などのパッケージに携わっている製造業も多いです。
デザイン業界で地元デパートが担っていた売り上げ部分が、
今年は大きく減ってしまうことは必至です。

北海道のデザイン業界は、どちらかというとアーティスト気質が高いのですが、
本当の意味でのデザイン体質を獲得する時期に来ていると思います。
表現の善し悪しだけに終始するのではなく、
デザインをお金にしていく知恵・アイデア・プロセスを共有しながら
切磋琢磨するシステムが欲しいです。

ここが正念場です。

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